こんにちは、KAZUKIです。
みなさんはBaristaと聞いてどんなことを思い浮かべますか?
Baristaがコーヒーを作るプロだとは知られていると思いますが、ただマシンの後ろでコーヒーを作るだけが仕事ではありません。
美味しいコーヒーを作ることや目を引くラテアートが出来ることは魅力的ですが、バリスタとして働く上でもっと大事なことがあります。
大きな店、小さな店、ビジネス街なのか住宅街にあるこじんまりとしたカフェと色々ありますが、総じて色々なスキルが求められると思います。
今回はバリスタとして働く上でどんなスキルが求められているのかを私の経験を通じてシェアしていきたいと思います。
Communication Skill
Baristaはコーヒーのプロである前に接客のプロフェッショナルでもあります。
お客さんにコーヒーの魅力を伝えるには実際に言葉にすることが必要になります。
実際にオーダーを取る時や、作ったコーヒーをハンドオフするときであったり様々な場面でお客さんにコンタクトするチャンスがあります。
オペレーションで忙しくて会話なしで済ますこともできますが、挨拶やちょっとしたコミュニケーションがあるのとないのとではかなりの違いがあると言っても過言ではありません。
ラテアートやコーヒーの抽出にフォーカスしたくなる気持ちも理解できますが、ハンドオフするお客さんのことまで考えられないと非常にもったいないです。
また一緒に働いている同僚ともコミュニケーションを取る必要があるのです。サービスをして人に喜んでもらうという意味ではフロアスタッフもbaristaもそこに違いはないのです。
Banter Skill
コミュニケーションスキルと多少被りますが、いわゆる雑談(スモールトーク)や小話するスキルです。
特にニュージーランドやオーストラリアではバリスタやフロアスタッフは時間があればお客さんに話しかけます。
最近の時事ネタや身の上話や軽いギャグなどを話すことが多いです。
日本と違って、フロアスタッフがいきなり話しかけてきたりする姿勢に最初は戸惑うこともあります。
しかしながらお客さんとの距離も近い分、自分が作ったコーヒーに反応してくれることが多いです。
対個人で接してくれるので信頼を勝ち得た時にはやりがいや仕事の醍醐味だと感じています。
最初は話すことがなかったり、無言になりがちですが話すことからサービスは始まるとおもっています。
Coffee Skill Set
コンスタントにクオリティーの高いコーヒーを作る技術はバリスタの生命線です!
ニュージーランドやオーストラリアでは朝から昼までコーヒーを買いに来る人の流れは途絶えることがありません。マシンの前にオーダー票が波寄せる光景は日常茶飯事です。
主にエスプレッソのショットとスチームされたミルクのクオリティがものを言います。
エスプレッソのショットはタンピングに失敗するとチャネリングを起こしますし、コーヒーグラインダーが熱を帯びたりすると抽出時間に影響が出るのでオペレーション中にアジャストする技術が必要になります。
ミルクスチームはキメの細かい泡を作るれることが求められます。またカプチーノやフラットホワイトなどの飲み物に合わせてスチームすることや2杯3杯一緒に作る技術も求められます。
*技術に関しては細かくブレイクダウンして今後別記事で紹介したいと思います。
Knowledge
baristaとして仕事する上でコーヒーの作り方はもちろんですが、カフェで働くうえでは毎日使用しているコーヒーの豆がどんなプロファイルなのかを把握しておく必要があります。
バリスタは言わばコーヒーのシェフです。
どのようにコーヒー豆を抽出するのかはバリスタの力量にかかってきます。品評会で高い評価を受けたコーヒーでもバリスタが最後台無しにしてしまうことはよくあります。
コーヒーの抽出や作り方(エスプレッソマシンを適正に扱える)を把握しておくことは言うまでもありません。
またコーヒー豆は産地が異なるものや加工方法が色々あるためにどのような違いがあるのかも理解しておく必要があります。
Curiosity
最近ではコーヒー業界も様々なテクノロジーが入ってきたり、SNSを通じて最先端の情報を手に入れる世の中となりました。
変わりゆくコーヒー業界でバリスタとして働くには日々探究心を持つ必要があると筆者自身思っています。
コーヒーを栽培するところから始まりお客さんの手に渡るまでには長い道のりがあります。
今この瞬間も最先端技術によってコーヒー業界は進化しており、栽培、加工、輸出入、焙煎、抽出にフォーカスを取っても勉強することはすごく多いと感じています。
消費者に一番近いバリスタがコーヒーの魅力を伝えるためには自発的に知識を吸収していく探究心が必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ざっくりと伝えてきましたが、以上の4つのスキルがバリスタとして求められているのではないかと考えています。
これを聞いて難しいと思った人もいるかもしれませんが、コーヒーを仕事にしてお客さんに魅力が伝わった時や信頼を得た時にはすごくやりがいを感じられます。
是非コーヒーが好きであればチャレンジしてほしいと思っています。