こんにちは、KAZUKIです。
今回は国内大会に引き続き、去年2019年ロンドンで行われたエアロプレスの世界大会を振り返っていこうと思います。
ニュージーランド代表としてロンドンまで行っただけでなく、世界大会でチャンピオン同士でシェアしたことや大会を通じて得た経験などを皆さんにシェアしていこうと思います!
Contents
エアロプレスチャンピオンシップとは?
エアロプレス大会とは一言でいうと
ココがポイント
エアロプレスを使って誰が一番うまいコーヒーを入れられるかを決めるトーナメントの大会です!
エアロプレスチャンピオンシップはトーナメント方式で行われます。
簡単な流れ
- 3人1組での対戦になり、8分間という競技時間内にエアロプレスでコーヒーを抽出し、各競技者が出したコーヒーがジャッジによって決定されます。
- ジャッジは誰が作ったコーヒーかはわからないの状態(ブラインド)で判断します。
- ジャッジはサーブされたコーヒーを元にカップのバランスや甘さ、酸などの指標を元に氷解します。
- 3、2、1のコールでジャッジが指差し、勝ち抜けた人が次に進みます。
- 最後の一人(チャンピオン)が決まるまでトーナメントが続き、その年のナンバーワンを決めます。
- チャンピオンはその国の代表としてワールドエアロプレスチャンピオンシップで競技します。
エアロプレスってどうやったら出られるの?
エアロプレスはコーヒー業界で働いていなくても、コーヒーを愛しエアロプレスが好きな人であれば参加費を払えば誰でも参加することができます。
ポイント
バリスタチャンピオンシップやラテアートの大会などはお店に所属していたりコーヒー業界で働いていないといけないなどの制約がありますが、エアロプレスチャンピオンシップの場合は誰でも参加することができます!
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ロンドンのワールドエアロプレスチャンピオンシップ!
ニュージーランド 代表として2019年11月24日にワールドエアロプレスチャンピオンシップに出場しました。
総勢65名の各国代表のエアロプレスチャンピオンがロンドンに一同しました。国内大会以上に白熱した大会が繰り広げられ、各々3人1組に分けられ、予選15組でスタートしました!
右を見ても左を見てもチャンピオン!後も前もチャンピオン!まさにオリンピック!こんな貴重な経験をさせていただいたことに感謝しきれません!
ココがポイント
2019年の大会スポンサーはニュージーランドに拠点を構えるコーヒー会社のOzone coffee Roastersでした。Ozone Coffee Roastersはロンドンにも2つ拠点を構えるほど大きな会社であり、非常に馴染みのあるコーヒー豆が出てきました!
当日はEl SalvadorのBuena Vistaという豆で競技する運びとなりました。
馴染みがあると言えど、当日までどんなコーヒーで競技するのかがわからないのが世界大会の醍醐味!各チャンピオンは自分の経験や技術をベースにリハーサルを行い本番に臨みます!
私が大会で使ったレシピを紹介します!
24th November 2019
World Aeropress Championship recipe(レシピ)
Coffee: El Salvador Buena Vista (Ozone Coffee Roasters UK)
Water: (Volvic UK / No customise):市販の軟水
Roasting Date: 15st November :焙煎日
Grind : Helor hand grinder 48th notch (coarser ground):自前のハンドグラインダー
Filter: Paper(Single)
Dose: 35g:粉量
Water temperature: 85℃:お湯の温度
Inverted method/ bypassing ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
簡単な流れ
- Start - 15 sec:
>Pour 150g of hot water:150gのお湯を注ぐ - 20 sec - 40 sec:
>Gently stirring by chopsticks>Set the lid:お箸でやさしくかき回して、蓋をセットする。 - 1mins:
>Flip the aeropress:エアロプレスをひっくり返します。
>Put it on milk jug:ジャグの上にエアロプレスを乗せます。 - 1mins5sec - 1mins35sec:
>Pressing 30 secs:30秒間プレスします。
>Stop pressing as you hear the air sound:空気の抜ける音がしたらプレスをやめます。
>Extract 110g of coffee:約110gのコーヒーを抽出します。
>Add 110g of botteld water (total amount: 220g):110gの常温水を加水します。
>Stirring by spoon
>Drop the temperature to around 60℃:60度まで温度を下げます。
>Check the taste:味をチェックします。 - Last:
Pour 150g of coffee in vessel and serve!:カッピングボウルに150グラムのコーヒーを注いでフィニッシュです!
世界大会を振り返ってみて
一勝もできなかったが自分の実力を知れたのはもちろん、世界大会を通していろいろなものを手に入れることができました。
個人的にはすごく緊張しておりましたが、以外にバックステージからステージに上がるまで忙しくせかせかした大会で、時間が経つのがあっという間というのが正直なところでした。
自分のブリュー(コーヒー抽出)を振り返ると?
世界大会で不測の事態がいくつか起こることは予想していませんでしたが、最後まで200%納得のいくコーヒーはできなかったのが正直なところでした。最後まで迷いがあったことは否めませんでした。
エアロプレスチャンピオンシップを通して感じたこと
エアロプレスをやっていなかったらロンドンまで来れなかった!
エアロプレスというコーヒー器具の大ファンであることはもちろんですが、大会に出るようになってから様々な人との縁に恵まれました!
最近ではインスタグラムを通してメッセージのやり取りが可能ですが、それ以上に実際にあって話すことでいろいろな技術や知恵をもらったり、お互いに励まし合うことでさらに高みに行きたいと感じられるようになりました!
エアロプレス大会は現在世界中で広がっているパンデミックの影響で当分の間、中止することが決まっていますが、大会が復帰しだい再度チャレンジしたいと考えています。
楽しいのですごくおすすめです!
まとめ
いかがだったでしょうか?
国内でチャンピオンになることはおろか、世界大会まで出場できたのはコーヒー業界で働いてた中で最高の瞬間だと感じています。
正直ニュージーランドから地球の反対側のロンドンまでの移動はかなりしんどい部分がありましたが、それ以上に疲れを吹き飛ばす感動と貴重な経験を手に入れることができたと自負しています。
是非お楽しみにしてみてください!